@article{oai:tsukuba-tech.repo.nii.ac.jp:02000107, author = {白岩, 伸子 and Shiraiwa, Nobuko and 周防, 佐知江 and Suoh, Sachie and 大越, 教夫 and Ohkoshi, Norio}, journal = {筑波技術大学テクノレポート}, month = {Nov}, note = {筑波技術大学 保健科学部では,医療を学ぶ視覚障害学生の自主学習教材として,パワーポイント教材をタブレット端末やスマートフォンで配布し,各自の見やすい文字,白黒反転などの機能の利用を進めてきたが,その教材中の図表については,拡大することで全体像がつかめなくなる,図の説明をたどることに長時間かかるなど,学習に十分利用されていない現状がある。そのため,前回は音声をリンクさせた微小な2mm四方のドットコードを図に刷り込み,音声ペン(G-Speak®)で再生する新規教材を作成し,その使用感を検討した。墨字使用者の,特に図表の理解を深める可能性が示唆されたが,点字使用者に対する方法の検討が必要と思われた。今回我々は,触図と音声を組み込んだパワーポイント教材を連動することで,点字使用者,墨字使用者共に使用できる「しゃべる触図教材」を作成し,その有用性を検証した。神経内科学の講義では難解な神経機能解剖を伝えなければならないが,大脳領野や錐体路の触図に音声情報を組み合わせた「しゃべる触図教材」では,点字使用者,墨字使用者共に図の利用が可能であり,学習後小テストの正答率は学習前平均48%から学習後平均88%へ有意な改善が見られた。また教材の使用感について長所と改善すべき点とが示唆された。今後はこれらの指摘を踏まえて,より使用しやすい教材へと改善を進めていく予定である。}, pages = {19--23}, title = {視覚障害学生のための触図と音声を付加したパワーポイント教材を連動させた新規学習ツール:「しゃべる触図教材」の開発}, volume = {31}, year = {2023}, yomi = {シライワ, ノブコ and スオウ, サチエ and オオコシ, ノリオ} }