@article{oai:tsukuba-tech.repo.nii.ac.jp:00001214, author = {小池, 将貴}, journal = {筑波技術短期大学テクノレポート}, month = {May}, note = {論文・感想文のような複雑で多面的な作品の評価は,主観的にならざるを得ない。評価主体の主観によっては,評価結果が分かれることも生じる。それならば,主観による評価の多様化を逆手にとって,評価対象のみならず評価主体をも複数化することによって,主観的評価の構造を見ようと試みた。 主観的評価とは,評価主体が主観的に「良いと思う」順に評価対象を順序づけることと定め,まず,主観を十分汲み上げることのできる評価方法を提示した(Bradley‐Terryモデル)。この評価法で4種類の評価主体に評価対象(学生の作文10篇)を評価させたデータ=数式1を主観的評価の典型とみなし,そのデータを素材にして,主観的評価を合理的に説明することのできる方法を提示した(主成分分析法)。 その結果,2つの主成分(“努力志向”と“成人志向”)が見つかった。そして,作文iの主成分の値を=数式2とし,評価主体kの主成分に対する価値的重み付けを=数式3とし,この2つのベクトルの内積=数式4の値により,作文を順序づけたところ,主観的評価=数式5による順序づけ)結果をほぼ再現することができた。}, pages = {134--139}, title = {主観的評価の構造分析}, volume = {1}, year = {1994}, yomi = {コイケ, マサヨシ} }