アダプテッドスポーツコーディネーターとしての研修活動報告(2) 栗原浩一 筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター 障害者基礎教育研究部 要旨:本学障害者高等教育研究支援センターは,平成21年に文部科学大臣から教育関係共同利用拠点として認定された。筆者はその事業の一環である聴覚・視覚障害学生のスポーツコンテンツ開発に携わる特任研究員として着任した。本稿では,平成25年1月から平成26年6月までの活動について報告する。キーワード:教育関係共同利用拠点,障害者高等教育拠点,アダプテッドスポーツ,視覚障害,聴覚障害 1.はじめに 本学障害者高等教育研究支援センター(以下,支援センター)は高等教育機関における障害者教育に関する全国的な活動を期待され,平成21年に文部科学大臣から教育関係共同利用拠点として認定された。筆者は本事業の中でスポーツ系コンテンツ開発に携わる者としての役割を持って平成23年10月に特任研究員として着任した。本稿では活動報告の第2報として,平成25年1月から平成26年6月までの活動について報告する。 2.教育関係共同利用拠点事業について 2.1 教育関係共同利用拠点制度 文部科学省は,大学の機能別分化の促進,大学間ネットワークの構築を進め,各大学が自らの強みを持つ分野へ取組を集中・強化するとともに,他大学との連携を進めることによって,大学教育全体としてより多様で高度な教育を展開していくために,文部科学大臣による「教育関係共同利用拠点」の認定制度を創設し,国公私立大学を通じた教育関係共同利用拠点の整備を推進することとし,平成21年9月に初めての認定が行われた[1]。 2.2 障害者高等教育拠点 支援センターは,教育関係共同利用拠点事業の中でも特に障害者教育に関する全国的な拠点としての役割を期待され,障害者高等教育拠点と位置付けられている。事業名は「聴覚・視覚障害学生のイコールアクセスを保障する教育支援ハブの構築 − 情報保障と障害特性に基づく教育方法の協調的開発と資源共有に向けて − 」であり,事業計画期間は平成23年度から26年度までの4年間と なっている。事業の内容としては,全国の大学で学ぶ聴覚・視覚障害学生及び障害者教育に関わる教職員を対象に,支援センターを拠点として情報支援技術の提供や教育方法・教育資源の共有および教職員への研修や情報提供など様々な活動を計画・実施しており,これらの情報はウェブサイトや大学間ネットワークを通して全国の大学に提供される。 2.3 アダプテッドスポーツコーディネーター 本事業の内のスポーツコンテンツの開発の中で,アダプテッドスポーツコーディネーターの養成事業がある。アダプテッドスポーツコーディネーターとは,一般的な呼称ではなく,この事業を実施するためにあたって特に作られたものであり,全国の高等教育機関に在籍する聴覚・視覚障害学生の教育的支援に資するため,特に視覚障害者の体育・スポーツ活動に高い専門性を持つ人材のことを指している。アダプテッドスポーツとはいわゆる障害者スポーツと同義であるが,理念はその範囲だけにとどまらず,「ルールや用具を障害の種類や程度に適合(adapt)することによって,障害のある人はもちろんのこと,幼児から高齢者,体力の低い人であっても参加することができるスポーツ」[2]を意味している。 3.アダプテッドスポーツコーディネーターとしての活動 3.1 着任から平成24年12月までの活動 本学に着任した平成23年10月から平成24年12月までの,アダプテッドスポーツコーディネーターとしての活動についての概略を述べる[3]。 3.1.1 障害学生の体育・スポーツ活動に関する全国調査 全国の大学・短期大学における障害のある学生に対する体育実技の現状把握および事例の収集を目的として実施した「障害学生に対する体育実技についてのアンケート」調査に担当者の一人として関わった。 3.1.2 本学の体育授業での実習 保健科学部開講の体育授業において,視覚障害者スポーツと視覚障害者のスポーツ活動に関する対応や応用についての知識や経験を深めた。 3.1.3 講習会などの受講 アダプテッドスポーツコーディネーターとしての知見を向上させるため,障害者スポーツ指導者養成講習会ならびに,障害者スポーツの指導や審判法に関わる講習,視覚障害者のリハビリテーションとガイドに関する講習会を受講した。 3.1.4 競技映像の収集と競技会の視察 視覚障害者スポーツを紹介する映像資料作成のための,映像素材収集を目的とした競技映像の撮影を実施した。また,競技者や大会運営スタッフ,競技団体関係者と,種目の現状,普及のための取り組み,障害者スポーツ競技会の運営などに関する情報収集や意見交換を行った。 3.2 平成25年1月から平成26年6月までの活動 平成25年1月から平成26年6月までに実施した,アダプテッドスポーツコーディネーターとしての活動ならびに,視覚障害者スポーツの専門性を高めるべく取り組んできた活動について以下に述べる。 3.2.1 障害学生の体育・スポーツ活動に関する全国調査 全国の大学・短期大学における障害のある学生に対する体育実技の現状把握および事例の収集を目的として実施した「障害学生に対する体育実技についてのアンケート」の報告書を作成し,平成26年1月に全国の大学・短期大学に送付した。 3.2.2 本学の体育授業での実習 前年度から継続して,保健科学部開講の健康・スポーツ1〜6,シーズンスポーツA,B(選択)において視覚障害者スポーツについての知見を高めることに努めた。フロアバレーボール,グランドソフトボール,ゴールボール,サウンドテーブルテニス,ブラインドサッカーなどいわゆる視覚障害者スポーツについて,プレーヤーや競技の指導者や審判を含む支援者(伴走,ガイド,コーラー)など,視覚障害者スポーツに関わる様々な役割の知識や経験を深めた。また,フライ ングディスク,ターゲットバードゴルフ,水泳,マリンスポーツ,フリークライミング,ラート,インラインスケートなどの一般的なスポーツ活動や,Gボール,ストレッチポール,マシンを使った有酸素運動や筋力トレーニングなどにおける視覚障害者への対応や応用についても知識や経験を同様に深めた。 3.2.3 講習会などの受講 アダプテッドスポーツコーディネーターとしての技能を向上させるため,下記の講習会を受講した。 @ゴールボール技術研修主催:茨城県障害者スポーツ指導者協議会期日:平成25年3月3日会場:筑波技術大学天久保キャンパス Aフライングディスクスタッフ研修会主催:茨城県障害者スポーツ指導者協議会期日:平成25年4月27日会場:茨城県立あすなろの郷 B卓球バレー指導者養成講習会主催:茨城県障害者スポーツ指導者協議会会場:筑波技術大学天久保キャンパス期日:平成26年3月22日 Cサウンドテーブルテニス研修会主催:茨城県障害者スポーツ指導者協議会会場:筑波技術大学春日キャンパス期日:平成26年5月17日 3.2.4 競技映像の収集と競技会の視察 前年度から継続して,下記の競技会において,視覚障害者スポーツを紹介する映像資料作成のための競技映像の撮影ならびに,競技者や関係者との情報収集や意見交換を行った。 @2013ジャパンパラクロスカントリースキー競技大会期日:平成25年2月8日〜10日会場:白馬クロスカントリースキー競技場 Aさいたま市ノーマライゼーションカップ期日:平成25年3月20日会場:フットメッセ大宮種日:ブラインドサッカー B2013ジャパンパラアルペンスキー競技大会期日:平成25年3月21日〜24日会場:白馬八方尾根スキー場 C2013日本パラサイクリング選手権・ロード大会期日:平成25年6月8日〜9日会場:大潟村ソーラースポーツライン D第3回JFVAクラブ日本一決定戦期日:平成25年6月29日〜30日 会場:神奈川県ライトセンター種日:フロアバレーボール E2013日本パラサイクリング選手権・トラック大会期日:平成25年7月27日〜28日会場:日本サイクルスポーツセンター・伊豆ベロドローム Fスポーツ祭東京2013期日:平成25年10月5日〜6日,12日〜14日会場:味の素スタジアム他種日:視覚障害者ボウリング,陸上競技,ブラインドサッカー,ゴールボール,フライングディスク,サウンドテーブルテニス G第28回全日本視覚障害者柔道大会期日:平成25年11月24日会場:講道館 H2014ジャパンパラアルペンスキー競技大会期日:平成26年1月27日〜28日会場:白馬八方尾根スキー場 3.2.5 視覚障害者スポーツ講習会への講師派遣 視覚障害者スポーツの体験あるいは指導法に関する下記の講習会の講師を務めた。 @筑波大学大学院体育学専攻「アダプテッド体育・スポーツ演習」,筑波大学体育専門学群「アダプテッド・スポーツ演習」期日:平成25年4月25日,5月9日,6月20日会場:筑波技術大学春日キャンパス体育館対象:筑波大学大学院生ならびに筑波大学体育専門学群生16名概略:標記授業全10回のうち上記日程で,視覚障害者スポーツに関する内容についての講師を務める。「視覚障害者体験とフロアバレーボール」,「ブラインドテニス,サウンドテーブルテニス」,では視覚障害者スポーツの体験と指導法に関する講習を実施した。また,「視覚障害者とのスポーツ交流」では,視覚障害のある高齢者ならびに支援者と共に,サウンドテーブルテニスを題材としたスポーツ交流を実施した。 A筑波大学大学院体育学専攻「アダプテッド・スポーツ科学」期日:平成26年1月9日会場:筑波大学総合体育館対象:筑波大学体育専門学群生など155名概略:標記授業全5回のうち上記日程で,視覚障害者スポーツに関する概論と,ゴールボールの実技について「視覚障害者スポーツ(ゴールボール)」の講師を務めた。 B東海大学合同勉強会期日:平成26年3月18日会場:筑波技術大学春日キャンパス体育館対象:東海大学体育学部生21名概略:東海大学内田ゼミ,吉岡ゼミの障害者スポーツに関する2日間の合同勉強会のうち,上記日程で本学保健科学部学生とのスポーツ交流を含めた視覚障害者に対するスポーツ指導法に関する講習を実施した。 C筑波大学大学院体育学専攻「アダプテッド体育・スポーツ演習」,筑波大学体育専門学群「アダプテッド・スポーツ演習」期日:平成26年4月24日,5月1日,5月8日会場:筑波技術大学春日キャンパス体育館対象:筑波大学大学院生ならびに筑波大学体育専門学群生16名概略:標記授業全10回のうち,上記日程で視覚障害者スポーツを教材とする「ブラインドスポーツT」,「フロアバレーボール」「,ブラインドテニス・ブラインドサッカー」の回の講師を務め,視覚障害疑似体験ならびに視覚障害者スポーツの体験と指導法に関する講習を実施した。 3.2.6 学会発表ならびに聴講 下記の学会などにおいて,拠点事業の周知や利用促進を目的とした発表や広報活動を実施するとともに,アダプテッドスポーツコーディネーターとしての知見を向上させるため,障害者スポーツなどに関する発表を聴講や,関係者との意見交換を行う等の情報収集を実施した。 @第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会期日:平成25年6月22日〜23日会場:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟・新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」概略:視覚障害リハビリテーションに関する発表,講演を聴講するとともに,拠点事業のパンフレット配布等の広報活動を実施した。 A日本体育学会第64回大会期日:平成25年8月28日〜30日会場:立命館大学びわこ・くさつキャンパス演題:大学・短期大学における聴覚・視覚障害学生の体育実技支援に関する取り組みについて概略:標記のポスター発表を実施し,拠点事業の取り組みに関する紹介を行うとともに,事業利用の呼びかけを実施した[4]。また,障害者スポーツに関する発表,講演を聴講するとともに,関係者との意見交換を行った。 B第34回医療体育研究会 第17回日本アダプテッド体育・スポーツ学会 第15回合同大会期日:平成25年12月7日〜8日会場:東北文化学園大学演題:大学・短期大学における体育実技での障害学生に対する受け入れ体制に関する現状報告概略:障害学生の体育実技に関する全国調査の調査結果に関する口頭発表を行った[5]。また,障害者スポーツに関する発表,講演を聴講し,関係者との意見交換を行うとともに,拠点事業に関する広報活動を実施した。 C第2回大学体育研究フォーラム期日:平成26年2月27日〜28日会場:武蔵野美術大学鷹の台キャンパス演題:大学・短期大学における障害学生に対する体育実技の現状と支援に関する取り組みについて概略:標記のポスター発表を実施し,全国調査の結果ならびに拠点事業の取り組みに関する紹介を行うとともに,事業利用の呼びかけを実施した[6]。また,大学体育に関する発表,講演を聴講するとともに,関係者との意見交換を行った。 D障害学生支援交流会第3回研修会期日:平成26年6月6日会場:上智大学四谷キャンパス概略:研修会の運営スタッフとして参加するとともに,分科会「視覚・聴覚障害学生の体育およびスポーツ活動」の進行を担当した。分科会では,障害学生に対する体育実技に関する全国調査についての話題提供と,参加者とそれぞれの大学における視覚・聴覚障害学生の体育・スポーツ活動に関する現状と課題について情報交換を実施した。 3.2.7 その他の活動 下記競技会において,競技役員ならびに審判員を務めた。 @第15回茨城県ゆうあいスポーツ大会競技会フライングディスク競技期日:平成25年5月26日会場:笠松運動公園 A第15回茨城県ゆうあいスポーツ大会競技会フットベースボール競技期日:平成25年6月2日会場:笠松運動公園 B第51回茨城県身体障害者スポーツ大会フライングディスク競技期日:平成25年9月22日 会場:笠松運動公園 C第15回茨城県ゆうあいスポーツ大会競技会フライングディスク競技期日:平成26年5月25日会場:笠松運動公園 4.活動を通して 障害学生の体育・スポーツ活動に関する全国調査について,その集計結果を報告書にまとめるとともに,調査結果に関する学会などでの発表と,大学体育教員などとの意見交換を行う機会を得ることができた。アダプテッドスポーツを専門領域とする教員からは,障害学生の体育・スポーツ活動に関する支援や,アダプテッドスポーツの普及のための取り組みについて,具体的な情報を得ることができた。一方で,それ以外の体育教員では,障害学生の体育・スポーツ活動について,関心の高まりや,受け入れの準備の必要性などを感じているものの,具体的な対応については準備が充分でないと考えているなどの現状が明らかとなった。これらの体育教員や大学に対して,全国調査で得られた指導事例や視覚障害者スポーツの映像資料などの情報提供を行うとともに,アダプテッドスポーツコーディネーター派遣など拠点事業の周知を実施し,より多くの事業利用者を獲得できるよう目指したい。また,視覚障害者スポーツ講習会への講師派遣として,体育を専攻とする大学生や大学院生を対象に,授業や本学学生とのスポーツ交流の場を通した視覚障害者スポーツの紹介や体験,視覚障害者とスポーツ活動を行う際の指導や支援に関する講習を実施することができた。一般的な視覚障害疑似体験と同様に,アイマスクの着用に対して,不便さや怖さなどの感想が挙げられた一方で,競技者と支援者の連携の重要さの気付きや,視覚以外の聴覚・触覚を活用して実施する活動の面白さなど,スポーツ活動の競技性やゲーム性などの特徴に起因すると考えられる感想も得ることができ,視覚障害者スポーツの指導や支援に対する興味や関心を高めることができた。この他,視覚障害者スポーツを含む様々な障害者スポーツの競技会の視察を実施し,競技者や競技団体関係者などと意見交換を行うことができた,この中で,多くの種目では中心となる競技者の高年齢化,若手競技者の不足が共通の問題点として挙げられていた。東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定し,障害者スポーツにも大きな注目が集まる中,競技の知名度獲得と競技者や支援者の確保,あるいは若手選手の競技力向上などが課題として挙げられている。この課題に対して,学校体育に着目し,障害者スポーツの普及を目指す構想,あるいは既に普及を試みている競技団体の取り組みなどの情報を得ることができた。これらの 取り組みにおいて,聴覚・視覚障害学生を対象とした高等教育機関として,本学に寄せられる期待の大きさも感じられた。本事業の一環である視覚障害者スポーツに関する映像資料の作成など,障害者スポーツに関する情報を発信し普及を促すこと,また,障害者スポーツ競技者の競技力向上や,支援者の育成などの実践の場としての役割を果たすことなどが,今後必要になると考えられる。これまでの取り組みから,障害者スポーツや,障害学生に対する指導法などの情報提供の必要性などが,体育教員のニーズとして多く挙げられていることが明らかになった。しかしながら,本事業で実施している聴覚・視覚障害者スポーツに関する講習会への講師派遣事業に関する依頼は,それほど多く得られなかった。このことに対して,障害学生に対する指導事例や視覚障害者スポーツ競技に関する情報,高等教育機関に在籍する障害学生数が増加している現状や,障害学生が体育・スポーツ活動を実施することの意義など,障害学生の体育活動に対する関心を高める情報についてさらに周知するとともに,体育教員個人に対する障害者スポーツに関する情報提供だけでなく障害学生支援担当職員など,学校全体を対象とした,体育実技支援に関する相談や助言も実施する必要があると考えられる。今年度は事業の最終年度として,全国調査の結果や,視覚障害者スポーツの映像資料の提供などの情報提供を通して,障害学生の体育・スポーツ活動やアダプテッドスポーツ全般についての情報提供を実施し,その関心を高めるとともに,全国の大学・短期大学における視覚障害学生に対する体育実技について,支援・相談や視覚障害者スポーツに関する講習会など,拠点事業のさらなる利用者獲得と実施を目指したい。 参考文献 [1] 文部科学省.教育関係共同利用拠点について(概要),(cited 2009-11-30),http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/22/03/__icsFiles/afieldfile/2010/03/23/ 1291858_1.pdf.[2] 矢部 京之助,草野 勝彦,中田 英雄.アダプテッド・スポーツの科学〜障害者・高齢者のスポーツ実践のための理論〜,市村出版(2005).[3] 栗原浩一.アダプテッドスポーツコーディネーターとしての研修活動報告.筑波技術大学テクノレポート20(2):18-22,2013.[4] 栗原浩一,及川力,天野和彦,香田泰子,中島幸則.大学・短期大学における聴覚・視覚障害学生の体育実技支援に関する取り組みについて.日本体育学会 第64回大会予稿集;2013-8-29(滋賀):2013,p.404.[5] 栗原浩一,齊藤まゆみ,澤江幸則,及川力,天野和彦,香田泰子,中島幸則.大学・短期大学における体育実技での障害学生の受け入れ体制に関する現状報告.第34回医療体育学会第17回日本アダプテッド体育・スポーツ学会第15回合同大会予稿集;2013-12-8(仙台):2013,p.404.[6] 栗原浩一,及川力,天野和彦,香田泰子,中島幸則.大学・短期大学における体育実技の現状と支援に関する取り組みについて.第2回大学体育研究フォーラム予稿集;2014-2-27(小平):2014,p.33. In-Service Training of an Adapted Sport Coordinator (2) KURIHARA Kouichi Research and Support Center on Higher Education for the Hearing Impaired and Visually Impaired,Tsukuba University of Technology Abstract: The Research and Support Center on Higher Education for the Hearing and Visually Impaired was accredited as the Joint Usage Center on Education of Higher Education for the Disabled by the Minister of Education, Culture, Sports, Science and Technology in 2009. The second draft of the report on the development of sports and physical education content for students with hearing and visual impairments, describes the activities conducted, such as the dispatch of lecturers to seminars, publication of survey results, and job training for the development of an Adapted Sport Coordinator. Keywords: MEXT-approved Joint Usage Center on Education, Higher education for the disabled, Adaptedsport, Hearing impaired, Visually impaired