聴覚障害学生支援技術講習会 2010年 1月 30日(土)10:00〜16:00於:東京国際交流館プラザ平成 この事業は、文部科学省特別教育研究経費による拠点形成事業(筑波技術大学)の一部です。 目次 * 開催要項 * 参加者一覧 * 講座1「パソコンノートテイク導入支援ガイド」活用講座 * 講座2「遠隔情報保障技術」習得講座−UDPConnector、iPhone字幕システム- * 講座3ビデオコンテンツへの字幕挿入講座 * 講座4「音声認識によるリアルタイム字幕作成システム構築マニュアル」活用講座 * (参考)聴覚障害学生支援技術講習会使用機材一覧 表紙イラスト:下橋文子(筑波技術大学産業技術学部総合デザイン学科在籍) 聴覚障害学生支援技術講習会 ■主 催日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク( PEPNet-Japan)国立大学法人筑波技術大学 ■共 催独立行政法人日本学生支援機構 ■期 日 2010年 1月 30日(土)10時 00分〜16時 00分 ■会 場東京国際交流館プラザ平成 4階会議室1他(東京都江東区青海 2-2-1) ■プログラム 時刻 内容 10:00〜12:00 【講座 1】<会議室3>「パソコンノートテイク導入支援ガイド」活用講座 【講座 2】<会議室2>「遠隔情報保障技術」習得講座 -UDPConnector、iPhone字幕システム - ※参加者はどちらか1講座を選択 12:00〜13:30 昼食休憩<会議室1>(会場準備の都合上、会議室1をご利用ください) 13:30〜15:30 【講座 3】<会議室3>ビデオコンテンツへの字幕挿入講座 【講座 4】<会議室2>「音声認識によるリアルタイム字幕作成システム構築マニュアル」活用講座 ※参加者はどちらか1講座を選択 15:30〜16:00 閉講式<会議室1> 参加者名簿 氏名 所属 午前 午後 講座1 講座2 講座3 講座4 1 磯貝隆之 北海道教育庁 ○ ○ 2 伊藤聡知 富山大学 ○ ○ 3 伊藤努 東京大学 ○ ○ 4 小笠原恵美子 長野サマライズ・センター ○ 5 北林かや 東京大学 ○ ○ 6 北村ひふ美 Team ACS ○ ○ 7 河野恵美 立命館大学 ○ ○ 8 小林三季子 Team ACS ○ ○ 9 佐伯絵奈 昭和女子大学 ○ ○ 10 佐藤雄一 日本社会事業大学 ○ ○ 11 瀬戸今日子 Team ACS ○ ○ 12 田附拓也 和光大学 ○ ○ 13 立田真由子 宮城教育大学 ○ ○ 14 谷知子 東京大学 ○ ○ 15 寺嶋扶美代 神奈川県要約筆記協会字幕部 ○ ○ 16 中津真美 東京大学 ○ ○ 17 西村篤 沖縄工業高等専門学校 ○ ○ 18 細見知代 佛教大学 ○ ○ 19 松原崇 大阪大学 ○ ○ 20 水内豊和 富山大学 ○ ○ 21 宮原麻衣子 日本社会事業大学 ○ 22 吉澤多恵子 長野サマライズ・センター ○ ※50音順、敬称略 【講座1】パソコンノートテイク導入支援ガイド活用講座 講師:味澤俊介氏(群馬大学障害学生支援室)臼田晶子氏(群馬大学障害学生支援室) <掲載資料> ・ 使用するテキスト ・ 内容及びテキスト該当ページ ・ 本日の準備機材及び設定 ・ 練習用文章例 聴覚障害学生支援技術講習会【講座1】「パソコンノートテイク導入支援ガイド(簡易版)」活用講座 1.使用するテキスト※別途配布します ○パソコンノートテイク導入支援ガイド やってみよう!パソコンノートテイク(初心者用これだけは!) ○パソコンノートテイク導入支援ガイドやってみよう!パソコンノートテイク(指導者版) いずれも日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク( PEPNet-Japan)ウェブサイト http://www.pepnet-j.org/よりダウンロード可能 2.内容及びテキスト該当ページ 内容 該当ページ パソコンノートテイクとは 2 機材の準備・接続方法 ノートパソコンの準備 3,4 その他の周辺機器 パソコン同士の接続方法 5 ネットワークの接続設定 IPアドレスの設定 6,7,8,9 IPtalkによるパソコンノートテイク 14,15 便利な機能と入力のポイント 選択 Tab 19 表示1Tab 20,21 補W1Tab 24 保存 Tab 27 ネットワークの接続設定 IPtalkの接続設定 10,11,12,13 よくあるトラブルと解決方法 30,31 パソコンノートテイク体験 連係入力1 16,17 連係入力のポイント 29 効果的な入力のために 28 各種支援方法 18 聴覚障害学生支援技術講習会【講座1】「パソコンノートテイク導入支援ガイド(簡易版)」活用講座 3.本日の準備機材及び設定 【p3機材の準備】 ペアでの必要機材一覧 チェック欄 ・ ノートパソコン2台 ・ 電源コード(ノートパソコン用)2台 ・ LANケーブル(ストレート)2本 ・ スイッチングHUB1個 ・ 電源コード(HUB用)1個 ・ OAタップ1個 【p6〜9 ネットワークの接続設定】 ネットワークの接続設定 <入力者1> IPアドレス: 192.168. 1.1 サブネットマスク: 255.255.255.0 <入力者2> IPアドレス: 192.168. 1.2 サブネットマスク: 255.255.255.0 <表示用> IPアドレス: 192.168. 1.3 サブネットマスク: 255.255.255.0 【p 21文字の大きさやフォントの色を変更する】 文字の大きさやフォントの色 フォント名: HG丸ゴシック M-PRO スタイル : 標準 サイズ : 24 フォント色: 白 背景色 : 黒 聴覚障害学生支援技術講習会【講座1】「パソコンノートテイク導入支援ガイド(簡易版)」活用講座 短文入力練習 例1)日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク 入力者1:日本聴覚障害学生 入力者2:高等教育支援ネットワーク 例2)パソコンノートテイク導入支援ガイド 入力者1:パソコンノートテイク 入力者2:導入支援ガイド 長文入力練習 例1)連係入力では、交代のタイミングを待つのではなく、自分から積極的に割り込み、入力権を奪っていく気持ちが大切です。例2)入力者は互いにモニター画面を良く見て、パートナーの入力に自分の文末を合わせるように工夫しましょう。 文章入力練習 「DNAについて」 えー、今日は DNAについてやります。 高校とかでみんなやったと思うけど、 DNAっていうのは、デオキシリボ核酸の略です。で、それはなにかって言うと、細胞内の核に多く含まれる酸性の科学物質のことを言います。 生物の最も基本的な性質は『自分で自分と同じものを作ることができる』っていうことで、例えば、細胞は分裂して、 1つの細胞から 2つの細胞へ、さらに 4つから 8つの細胞へと増殖できます。このとき、子供から、その子供、そのまた子供へと生物がその生物たるのに必要な情報を正確にコピーして伝達する必要があるわけです。 その情報伝達物質が DNAであるわけなんだけど、これを明らかにしたのが、米国の研究者アベリーって人です。そのあと、 1953年のイギリスでワトソンとクリックの二人組がこの DNAの立体構造を明らかにしました。 DNAは糖とリン酸がらせん状になった 2本の鎖のような形の内側に、 A(アデニン)、 T(チミン)、 C(シトシン)、 G(グアニン)という 4種類の塩基がはしご段に並んでいます。それらは必ず対をなして弱い結合で向かい合っています。 1本の鎖の塩基の並び方が決まれば、その相手は自動的に決まってしまうことになるので、『DNAはコピーすることができる分子である』ことがわかったわけです。ちなみに、ワトソンとクリックはこの発見により、 1962年のノーベル生理学・医学賞を受賞しました。 農林水産省 HPより引用した内容を基に作成(http://www.s.affrc.go.jp/docs/anzenka/qanda.htm#ans1_1) 練習問題作成の際のポイント ○日常生活で聞きなれない単語を入れる。【知らない専門用語がでてきたときの対処方法】 ○カタカナ、アルファベットを入れる。【カタカナ、アルファベットへのスムーズな変換】 ○話し言葉を入れる。【会話文から書記言語への変換】 ○「えー」「まぁ」等、情報として優先順位の低い言葉を入れる。【要約力や整文力】 【講座2】「遠隔情報保障技術」習得講座−UDPConnector、iPhone字幕システム- 講師:河野純大氏(筑波技術大学)篠崎達明氏(筑波技術大学) <掲載資料> ・ 「遠隔情報保障技術」習得講座−UDPConnector、iPhone字幕システム−PPT ・(参考) UDPConnector 取り扱い説明書〜 IPTalk接続〜Ver.1 ・( 参考)『モバイル型遠隔情報保障システム』〜システムの構築と設定〜 Ver. 4 講座の流れ 「遠隔情報保障技術」習得講座 UDPConnectoriPhone字幕システム @スタッフ紹介、講座概要遠隔情報保障システムの概要 AUDPConnectorシステム構築 筑波技術大学 BiPhone字幕システム構築 河野純大 篠崎達明※明日からは皆さんがリーダーに! 1 2 @遠隔情報保障システム@遠隔情報保障のメリット 会場の情報 (音声・映像) インター インター ネット 手話通訳字幕 ●全国どこでも利用可能(通信環境が必要) ●通訳者・支援者の共有が可能 ●通訳者・支援者の活動の拡大(移動不要) ●拠点増加で支援の専門高度化へも対応可 ※ 今回の講座で技術担当者の増加へ!! 4 AUDPConnectorシステム構築 AUDPConnectorシステム構築 ●IPTalk字幕を遠隔で受信するシステム●教室側機材構成 AUDPConnectorシステム構築 ●スタジオ側機材構成 7 BiPhone字幕システム構築 ●iPhoneで字幕を受信するシステム BiPhone字幕システム構築 ●iPhone字幕システム機材構成 17 BiPhone字幕システム構築 ●iPhoneで字幕を受信するシステム 21 UDPConnector 取り扱い説明書 〜IPTalk接続〜 Ver.1 筑波技術大学・障害者高等教育研究支援センター三好茂樹2009年1月29日 概要 このシステムは、教室の音声と映像をインターネット経由で遠隔地にいるパソコン要約筆記者グループに送り、そこで字幕化されたデータを元の教室の聴覚障害者に提示するシステムです。本システムによって、遠隔による講義保障を実現することが可能となります。 このシステムの中核をなすソフトウェアが「 UDPConnecor」です。このソフトウェアは Windows上で稼働する通信用のソフトウェアで映像・音声そして字幕データの通信を管理することができ、チャット等の付加的なコミュニケーション手段も搭載しています。 支援センターでは本学のコミュニケーション支援研究グループと連携し、聴覚障害者に対する情報保障に関する研究活動を組織的に実施しています。今回、この研究過程で開発したソフトウェアを営利、非営利を問わず聴覚障害者支援を行っている団体に対して無償配布を行うことになりました。 この取り扱い説明書では、遠隔での情報保障を実現するための最小限の説明を記述してあります。 UDPConnecor設置方法 ・UDPConnecor専用の PCを2台用意して下さい。1台目は字幕を作成する側(以下、字幕スタジオ側と呼ぶ)で利用します。主にIPTalkからの字幕データを取得し、聴覚障害学生のいる教室側(以下、教室側と呼ぶ)へ送信する役割を担います。2台目は字幕データを受信し、字幕表示用の IPTalkへデータを配信する役割を担います。よって、この PCは教室側に設置する必要があります。(接続図1参照)これらの通信はサーバ( FMIS)を中継して実施されます。 必要な機材を以下に示します。 接続図2および3も参照して下さい。 <字幕スタジオ側> ・ UDPConnecorおよび PC(字幕スタジオ側の UDPConnecorをinputと呼びます) (この PCにはスピーカまたは人数分のヘッドホン、そして PCカメラ等を接続します) ・ HUBまたはBBルータ ・ LAN等のネットワーク環境 ・字幕入力用 IPTalk(1〜複数台) ・ LANケーブル(必要本数) <教室側> ・ UDPConnecorおよび PC(教室側の UDPConnecorをtelopと呼びます) (この PCには教員用のマイクロホン、そして PCカメラ等を接続します) ・ HUBまたはBBルータ ・ LAN等のネットワーク環境 ・字幕表示用 IPTalk(1〜複数台) ・ LANケーブル(必要本数) <サーバ側> ・ FMISおよびサーバ PC ・グローバル IPアドレス(システム全体をローカルなネットワーク環境で利用する場合には必要ありません。 また、ローカル環境である・ないに関わらず、サーバと UDPConnecorを同一の PC上で稼働させることもできます。) ・ LAN等のネットワーク環境 サーバ設置方法1(独自のサーバを構築して利用する場合) Adobe Flash Media Interactive Server 3 (以下、FMISと呼ぶ )の設置に関して: ・サーバ PCに「グローバル IPアドレス」の割り当てが必要です。このグローバル IPアドレスを用いて、各クライアントプログラム( UDPConnecor)が、サーバーに接続し、通信環境を実現します。 ・ FMISのインストールを実行します。 ・ UDPConnecorに添付の [applications]フォルダ内の全フォルダを、 FMISをインストールしたフォルダ内の [applications]フォルダ内にコピーして下さい。 サーバ設置方法2(筑波技術大学のサーバを一定期間試用する場合) ・特に、設定する項目はありません。 「UDPConnecor」を利用した遠隔による PC要約筆記の様子 ここまでの操作で、 input側の映像・音声はすでに送信が開始されています。 Telop側が接続している場合には、 telop側の映像・音声も受信されています。 『モバイル型遠隔情報保障システム』 〜システムの構築と設定〜 システムの構築と設定 Ver. 4 聴覚に障害のある方が学校の講義などを受ける際に、教師が話した内容を要約して文字化する方法があります。これを「パソコン要約筆記」と言います。このパソコン要約筆記では、2名の通訳者がパソコンを用いて連携しながら文字化をします。本システムではこのパソコン要約筆記を、携帯電話を使うことによって遠隔で実施することができます。本システムでは携帯電話を通じて、話者の音声を遠隔地にいる通訳者に送信し、そこから字幕データを同じ携帯電話で受信・表示することができます。 つまり、本システムの利用により、有線・無線LAN環境をすぐに利用できない学校内や通信環境を制度的に確保できない企業内、体育館などの場所やパソコンを持ち込むことが難しい環境下、そして屋外など移動を伴うような状況下でも、聴覚に障害のある方が要約筆記を利用できるようになりますこのような事から情報保障を得る機会が大幅に拡大することが期待できますまた初等中 ます。このような事から、情報保障を得る機会が大幅に拡大することが期待できます。また、初等中等教育の場では、聴覚に障害のある児童に対する心理的な配慮から、大人である通訳者が教室内に入らなくても済むような仕組みを本システムで実現することも可能です。一方、字幕受信側のシステムはCD 2枚を重ねた大きさほどのコンパクトさですので、大掛かりなシステム構築が人員的にも出来ない環境下でも、利用しやすいシステムと言えます。更に、ソフトバンクモバイルが提供する音声通話やパケット通信料の定額制サービスの活用によって、コスト面からも本システムの継続的な運用の可能性が高いと言えるでしょう。 このような特性によって従来提供することができなかった局面での通訳サビスを通訳者は このような特性によって、従来提供することができなかった局面での通訳サービスを、通訳者は提供することができるようになり、聴覚に障害のある方の積極的な社会参加をサポートするための一手法として期待できます。 本システムでは、Apple社から販売されている携帯電話iPhoneの特徴やソフトバンクモバイル社が提供する各種のサービスを活かし、既存のシステムでは実現がなかなかスムーズに出来なかった前述のような局面での、情報保障の実現を目指しております。 教室側 字幕作成スタジオ側 黄色の枠で示した機材およびブロードバンド契約は、貸し出し機材に含まれていません。 3 〜字幕作成スタジオ音声編〜 まずホ初に、各種機材の物理的な接続を行いD音声分配器Cアンプます。右の写真のような構成を目指します。 教室側のiPhoneからの講師音声を受信するための携帯電話(B)に各種のコードを接続していきます。 ホ初に、携帯電話と「変換コード」を接続します。下の図中、Aの箇所とBの箇所が変換コードの端子および接続位置です。このようにして、講師音声を外部に導きます。次に、「コード#1」を変換コードに接続します(Bの位置)。 C側へ ※ ホ大5個接続可能 Eヘッドホン B音声通話用携帯電話 ※ ホ大5個接続可能 変換コード コード#1 次に、「コード#1」を「アンプ」に接続します。右の図を参考に接続して下さい。 コード#2 次に、「コード#2」を用いてアンプと音声分配器を接続します。 「コード#2」の端子は両方同一ですので、方向を考える必要はありません。 赤白の端子を、右の2枚の写真を参考に、それぞれアンプと音声分配器に接続して下さい。 音声分配器にヘッドホン(※情報保障者側で用意)を接続して下さい。 他の出力方法に関して: Q.ヘッドホンを利用するのではなく、スピーカを利用したい。 A.変換コードのB端子(ステレオ・ミニジャック型)に、市販のスピーカを接続することもでき ます。しかし、その際、スピーカ側で音量を調整(増幅)できるタイプの製品を利用することをお勧めします とをお勧めします。 Q.ヘッドホンとスピーカを併用したい。 A.音声分配器のヘッドホン端子に、スピーカを接続して下さい。 音声分配器の端子はステレオ・標準ジャックというミニジャックよりも一回り大きな端子です。購入の際にはこの大きさの変換コネクタが付属しているものあるいは市販の変換 購入の際には、この大きさの変換コネクタが付属しているもの、あるいは、市販の変換コネクタを利用してください。 アンプと音声分配器の調整は、以下の写真を参考に行ってください。その後、実際に音声を聴取する際には、ヘッドホンを直接耳に当てるのではなく、過大な音量でヘッドホンから音が出ていないかどうかを確認してから、利用して下さい。 ※各調整つまみやレバーに関する詳細は各マニュアルを御参照ください。 〜字幕作成スタジオ字幕データ編〜 ここでは、情報保障者が講師の音声を聴取した後、字幕を入力し、インターネット配信を行うところまでの接続を説明します。 本システムでは、一般のインターネットプロバイダが提供している「ブロードバンド契約」が必要です。ADSLやBフレッツ(光) 約」が必要です。ADSLやBフレッツ(光)などが挙げられます。 (※携帯電話をPCに接続して、字幕データを配信することも可能ですが、別途通信費用が必要になります。) 契約時、或いは独自に設置したBBルータ(無線LANルータも含む)に、情報保障 タ(無線も含む)に、情報保障者が文字入力に用いるIptalk用PCやITBC用のPCを、LANケーブルで接続します。 GITBC http://www2.wbs.ne.jp/~condle/Home.html ITBCを上記のURLからダウンロードして下さい。 ITBCはWindows上で稼動する、森氏が開発したフリーソフトです。ローカルネットワークやインターネット上で、PC要約筆記された文章やスライドを 各PCや携帯端末で受信するための配信ソフトです。 ITBCを起動すると以下の画面(ウィンドウA,B)が開きます。まず、ウィンドウBの「Softbank(iPhone)等hの配信をします」ボタンを押してください。(※赤い枠で囲んだウィンドウは、 ITBCのウィンドウです。)更新頻度などの設定を行います。赤い枠に記載した数字に変更して下さい。「パスワード認証」の項は、iPhoneでITBCにアクセスしたときに問われるIDとパスワードの 設定箇所です。必要に応じて適切なものを設定して下さい。(※設定例の場合には、共に a という文字に設定しています。) 次に、iPhoneで表示される文字の行数および列数です。列数は半角文字の数で指定しますので、全角として考えると半数となります。 赤枠のように設定すると、iPhoneを横置きにした場合に、デフォルトで縦横共に過不足ありません(左下の写真)。これを回転させ、縦置きにした場合は右下の写真のように、文字が縮小されます。 講師の発話速度が多く、1回の更新量が多い、または履歴が表示されている時間を長くしたい場合には、縦置きとして、行数を増やす方法もあります。 ※ iPhoneは音声通話中のWebアクセスの際、画面の上部に「タッチして通話に戻る」バーが表示され、通話中であることを表し続けます。音声通話を必要としない2台目の字幕表示用として利用する場合には、このバーは出現しません。字幕更新が停止しまう場合の対処・設定項目を変更します。「再読み込み強化版」のチェックを「オン」にして下さい。 設定が終わったら、次回起動時に設定が自動的に読み込まれるようにしておきましょう。「起動時設定として保存」ボタンをおして下さい。 ITBC側の設定が終わっても、このままではiPhone(3G通信)からインターネットを介してITBC(サーバ)にアクセスすることは出来ません。 インターネットからBBルータ下にあるITBC用PCを外部(インターネット)からアクセスできるようにするための設定が必要となります。それがBBルータ側のサービスである「バーチャルサーバ」機能、または「ポートフォワーディング」機能です。これらの設定は個別の機器に大きく依存しているために、御自宅のBBルータのマニュアルを御参照下さい。 DiCEによって、BBルータに一時的に割り当てられているグローバルIPアドレスを簡単に知ることができるようになります。 以下の場合、グローバルIPアドレスは「 218.137.116.14」というアドレスであることが判ります。 これによって、iPhoneに入力するURLは・・・ http://218.137.116.14/ となります。 このように指定することで、BBルータそのものではなく、その下部にいる ITCB用PC(サーバ)にアクセスできるようになるのです。 http://www.hi-ho.ne.jp/yoshihiro_e/dice/ ここまでで、ホ低限のシステムが組みあがりました。 前項まででホ低限のシステムとなりましたが、一般にグローバルIPアドレスは、プロバイダから変更されてしまうのが通常です。 よって、グローバルIPアドレスが変更になる都度、iPhoneに新しいURLを入力する必要があり、ブックマークを記録しても無意味な訳です。 これを回避する手法があります。DDNSという仕組みです。 これを回避する手法があります。DDNSという仕組みです。 BBルータにサービスが付属されている場合や、いない場合など、これも多種多様です。 以下の例では、 http://218.137.116.14/ とiPhoneのWebブラウザSafariのURL欄に入力するところを、 http://c2euqagh corede net/ http://c2euqagh.corede.net/ と入力しても、ITBC用PC(サーバ)にアクセスできるようになっています。 この後、下線で示したグローバルIPアドレスが変更になってしまっても、その変更を自動的に反映し、同様のURL( http://c2euqagh.corede.net/)のまま、アクセスすることが出来きるようになります。 よって、iPhoneに一度ブックマークを登録することで、教室側のiPhoneの設定を毎回確認・変更する手間が省けるようになります。複数個のiPhoneを利用する場合には、このサービスはお勧めです。る手間が省けるようになります。複数個のiPhoneを利用する場合には、このサビスはお勧めです。 市販のBBルータには、このようなサービスが付加され販売されているものがありますので、これらをお使いになるのも近道の一つと言えるでしょう。 BBルータ設定画面例 http://iptalk.hp.infoseek.co.jp/ IPtalkは、栗田氏によって開発された情報保障用のフリーウェアです。このソフトウェアは、 Windows上で稼動します。 IPtalkの設定に関しては、本マニュアルでは特に説明はしません。 ITBCとメンバーになり、ITBCに字幕を渡すことに、注意をして下さい。 IPtalkの使い方や各種入力手法に関しては、以下の資料も御参照ください。 http://www pepnet-jorg/ http://www.pepnet j.org/ ウィンドウC(ITBC) IPtalkからの字幕データは、ITBC側からも確認することが出来ます。「ITBCの設定」の項のウィンドウCがそれに該当します。 IPtalkで字幕を作成した結果が ITBCのウィンドウ IPtalkで字幕を作成した結果が、ITBCのウィンドウCに表示されます。 このように各種の情報が、何処から、何処まで伝わるのかを確認すことによって、発生したトラブルを解決するのに要する時間を短縮することができます。 〜字幕作成スタジオ iPhone編〜 ここでは、講師の音声を情報保障者に伝える部分と、情報保障者から送られてくる字幕データを受け取る手法を説明します。 用いる機材は、iPhoneとBluetoothのマイク(スピーカホン)の2つのみです。 この2つの機材によって以下の通信がなされます。 ・ 音声通話 (3G通信) ・字幕取得用 Webブラウザ通信 (3G通信) ・マイク -iPhone間通信 (Bluetooth通信) 「音声通話」と「マイク-iPhone間通信」は講師の音声を伝えるための通信です。一方、「字幕取得用Wbブラウザ通信は文字デ 「字幕取得用Webブラウザ通信」は文字データをWebブラウザSafariからリクエストし、取得・表示するために用います。 教室側 次に、iPhoneとBluetoothマイクとの接続について説明します。 iPhone上の「設定」アイコンを押して下さい。 「Bluetooth」を押し、「オン」に変 更します。 次に、iPhoneはBluetooth機器の検索を開始します。 次に、Bluetoothマイク(LBT-HF110C2)の通話ボタンを長押しします。 通話ボタンの受話器マークが点滅を開始します。 iPhoneがBluetooth機器を発見すると、右の写真のような表示に変わります。ります。 Bluetoothマイク(LBT-HF110C2)が発見されていることがわかります。 Bluetooth機器が発見されると、 PINコードという4桁の数字を要求されます。 これはBluetooth機器毎に取扱説明書に記載されています。 この機種の場合には「0000」というPINコードが設定されています。 このコードを入力すると、 Bluetoothマイク(LBT-HF110C2)との接続が完了します。 Bluetooth機器が使用可能であるマークが青く点灯します。 まず、教室側、字幕作成スタジオ側で全ての機材の電源と設定が終了していることを確認して下さい。 これから、システム全体を運用するための手順を説明します。 Bluetoothマイクを、講師に付けてもらいます。できるだけ講師の口部に近づけて利用してください 用してください。 ※ このBluetoothマイクは、通話機能を有します(元々、ハンズフリーのスピーカホンです)。情報保障開始前に情報保障者との打ち合わせに御利用下さい。情報保障が開始した後は、情報保障者からの音声送信を「OFF」にして、大きな問題が生じた場合を除いて、講師の講義を邪魔しないようにして下さい。(この手順については後述します。) まず、iPhoneから情報保障者側の音声通話用携帯電話(B)に電話をかけます。赤枠で示したボタンを押します。 右のような状態に変わり、電話番号を入力することができるようになります。情報保障者側の音声通話用携帯電話(B)の番号に電話をかけます(逆でもかまいません)。 ※ 次回からは、通話履歴から、または番号登録から、電話をかけましょう。 ※ Bluetoothマイクの「通話ボタン」で、通話したホ新の相手へ再通話が可能です。講師が誤ってボタンを押してしまった場合、このボタンを再度押すと、通話を再開(情報保障を再開)することができます。 呼び出し中や通話中に「オーディオソース」を選択します。iPhoneには本体に「通常の通話方法」と「スピーカホン」という耳や口元から離して会話できる方法が予め用意されています。それらやBluetoothマイクを選択するための機能(ボタン)です。 ボタンを押すと、右の写真のような画面になります。接続中のBluetoothマイクが選択されているかを確認しておきます。 ※特に操作しない限り、Bluetoothマイクが選択されています音声通話が上手くい が選択されています。音声通話が上手くいかない場合などには、この箇所を優先的に調べてみましょう。 通話が開始されると右のような画面になります。(「通話終了」ボタンを押さないで下さい。) 画面がアイコンの並んだ画面に戻ります。しかし、丈夫に「音声通話中」であることを知らせるバーが表示されています。 ※このバーを押すと、音声通話の画面に戻てしまいます 戻ってしまいます。 次に、字幕を表示させるための画面に切り替えます。 iPhoneのWebブラウザである「Safari」を起動します(Safariボタンを押す)。 Safari上で、ITBCで決めたURLを入力します。 ※DDNSサービスで固有の名称を決めた場合には、そのURLを入力して下さい。 サービスを利用していない場合には、BBルータに割り当てられたグローバルIPアドレスを入力して下さい。例. http:// [グローバルIPアドレス] / URLが正しく入力され、更にITBC側でIDとパスワードを設定している場合には、右の写真のように、それらを入力するように促す画面が表示されます。 右の例の場合では、ID/Pass ⇒ a/aとしましたので、それらを順番に入力しています。 入力を終えた後、「ログイン」ボタンを押します ます。 次に、字幕画面が表示されます。 講師にはマイクロホン部に向かって ※情報保障者が何も入力していないと、発話して貰うようにすると、比較的にここにも何も表示されません。音声が明瞭に得られます。 一方、情報保障者側の音声通話用携帯電話では、右のような画面となっています。 講師との打ち合わせをした後、情報保障を開始することとなりますが、その前に、マイクを「OFF」にしておく配慮を忘れてはいけません。 右のSoftbank 922SHの場合、マイクをOFFに設定する手順は以下のようになります。 「マイクミュートOn」という項目が現れます。 それを選択すると、マイクのOFFにすることが出来ます。 マイクがOFFになっていることを確認して下さい。携帯電話画面の右上部(右の写真)にマイクがOFFになっていることを示すアイコンが表示されています。 マイクを再度、ONにしたい場合には、「メール」のボタンを押し、「マイクミュートOff」を選択してください。 ●字幕更新&音声通話 字幕の更新は、iPhoneのWebブラウザSafari上で行われます。iPhone側から指定秒数(本マニュ アルでは2秒)毎に、サーバであるITBCに字幕更新のリクエストが行われ、それに応じてITCBは新 しい字幕データをiPhoneに配信します。 リクエスト開始と同時に左下の写真のような表示となり、受信時に右下の写真のような表示となります。 赤い枠の箇所と黄色い箇所が、それぞれリクエスト時、そして受信時の表示です。何らかの理由で字幕デタの更新が停止してしまた場合下の表示のままになてしまいます 何らかの理由で字幕データの更新が停止してしまった場合、下の表示のままになってしまいます。その場合、再読み込み(リロード)ボタンを押して、字幕更新を再開することが出来ます。 ※字幕更新は、本システムでは基本的に3G通信を利用しますので、この字幕更新が停止した場合、同じ3G通信を利用しているために、同時に音声通話も停止する可能性があります。この場合、音声通話と字幕更新の再開の操作が必要になります。 ●バックライトの設定に関して(重要!) ・バックライト等は常に点灯し続けるようにしておいて下さい。 この設定にしておかないと、字幕表示が消えて見えなくなってしまいます。 必ずこの設定にしておいてください。 [設定]→[一般]→[自動ロック]で「しない」を選択 [設定]→[般]→[自動ロック]でしない」を選択 ●講師のマイク位置に関して(重要!) ・ 胸元よりも首元に!近い方が安全です! ● Safariの設定に関して ・ Safariでは、JavaScriptを「オン」にしておきて下さい。 説明:初期設定では「オン」になっています。この設定は字幕の更新に影響を及ぼします。「オフ」の場合、字幕の更新が行えないか、字幕そのものを見ることが出来なくなります。表示できないなどの問題が発生した場合には、この設定をまず確認して下さい。 [設定]→[Safari]→[JavaScript]でオン/オフ ● Bluetoothマイクの通信停止に関して 字幕更新を3G通信にせずにローカルネットワーク環境下で表示したい場合があるかも知れま せん。この場合、BBルータ等でのバーチャルサーバ(ポートフォワーディング)やDDNS設定の手 間が省け、システム構築上の難解さからある程度開放されます(特定の無線LAN環境下での利 用に、利用範囲が限定されてしまいますが)。 この場合、字幕更新を行う3G通信の代わりに、無線LAN(Wi-Fi)を利用することになります。 このiPhoneが利用するWi-Fi通信と、Bluetooth機器が利用する電波の周波数帯が重複してい るために、互いに干渉を起こし、どちらかが停止することがあります。 この回避策として、次のような手順が挙げられます。 以下の手順はすべてiPhone側での設定です。 @ Bluetooth通信をOFFにする。 A無線LANをONにする。 B WebブラウザSafariで字幕更新を開始する。 C Bluetooth通信をONにする。 D Bluetoothマイクを接続設定をする。 E Bluetoothマイクの使用を開始する。 このような手順で、双方の通信を同時に可能とします。 筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター 三好茂樹 2009年10月2日 【講座3】ビデオコンテンツへの字幕挿入講座 講師:新國三千代氏(札幌学院大学)大倉孝昭氏(大阪大谷大学) <掲載資料> 新國氏資料 ・ 札幌学院大学字幕ルール表 ・ 映像教材への字幕挿入手順 ・( 参考)字幕挿入マニュアル ・(参考)映像を PCに取り込む方法 ・(参考)映像の DVD作成手順 大倉氏資料 ・ CaptionMasterによるビデオへの字幕付け ・ CaptionMaster(エクセル版)簡易マニュアル( Ver1.0) 札幌学院大学サポートデスク 字幕ルール表 2009年 4月改訂 かっぴぃからの アドバイスだよ ・メモ帳に文字起こしする際の1行文字数は20文字以内を厳守しましょう。 ・字幕挿入に利用しているソフト(カムタジアスタジオ)では1画面に3行表示できますが、見やすさに配慮し、 1〜2行で表示してね。 聴覚障害学生支援技術講習会用テキスト(2010年 1月 30日開催) 札幌学院大学電子計算機センター サポートデスク 準備するもの ・ 動画編集ソフト(この資料では Camtasia Studio を使用しています) ・ 字幕を挿入する動画(WMV形式または AVI形式) ・ 字幕のもととなる音声を文字化したデータ(テキストファイル) ・ Windows Media Video 9 VCM((ビデオ圧縮:本テキストで使用)のインストール 手順 STEP1「字幕挿入作業の準備」→STEP2「映像への字幕挿入」→STEP3「動画の出力」 STEP1 字幕挿入作業の準備 【手順】 1. Camtasia Studio(以下カムタジア)を起動します。 下図は起動した直後のカムタジアの画面です。 「Camtasia Studioへようこそ」というウィンドウが開かれている場合は閉じてください。 2. カムタジアにファイルを読み込ませます。 @まず、『クリップ ビン』に字幕を挿入する動画ファイルをドラッグします。 Aさらに『クリップ ビン』に表示されたビデオをタイムラインにドラッグします。 すると、プロジェクト画面が表示されるので,プリセットで「録画ビデオサイズ」を選択し,『OK』をクリックします。 プロジェクト設定は,編集時のプレビューウィンドウでどのようなビデオサイズで表示するかを指定するものです。 字幕入れでは,映像自体の編集は行いませんので,このまま進めて行きます。 B次に、タスクリストの『編集』の項目の中の『キャプション』をクリックします。 Cするとこの画面が表示されるので『閉じる』をクリックし、文字データの入ったメモ帳を開きます。 Dメモ帳に記入した文字情報を全て選択してコピーし、 Eカムタジアに戻り、『貼り付け』をクリックします。 Fするとテキストデータが読み込まれます。 ※ 『表示』が選択されていない場合は『表示』をクリックしてください。 これで字幕挿入の準備が整いました。 STEP2 映像への字幕挿入 準備が完了したので、これから字幕を挿入していきますが、その前にカムタジアの字幕の表示方法について、若干気を付ける点があります。 カムタジアでは、オープンキャプションの文字データをそのまま表示します。また、カムタジアのキャプションは 3行表示なので、表示させる字幕の前後は3行以上の空白行を設定してください。3行以上の空白行がない状態で字幕を挿入すると、必要のない行まで表示されてしまいます。(次頁例1参照) また、最初の行にも 3行以上の空白行を設定してください。この作業を忘れてしまうと、映像が開始する前に字幕が表示されてしまいます。(次頁例2を参照) 字幕挿入作業を始める前にしっかりと確認しておきましょう。 確認 .挿入する字幕の前後3行に空白行を挿入しましょう 例 1)空白行のない場合 例 2)開始に空白行がない 【 字幕を挿入します 】 1.まず、前述の注意事項が守られていることをしっかり確認し、問題がなければ『開始』をクリックします。 →動画が再生されます。 2.流れてきた音声を聞き取ります。 字幕部分の音声が発せられるのと同時に該当部分の 1行目のテキストをクリックします。→字幕が挿入されます。 話し始めのタイミングをとるのがちょっと難しいけど、 何度も経験していくうちに慣れるよ。 集中力を維持して頑張りましょう! かっぴぃからの こんなときどうするの? @音声のないシーンがつづくとき 下図のようにテキストデータの空白行(3行空白)をクリックし、空白行を字幕として挿入してください。 A 音声タイミングがずれ、再度やりなおしたいとき(修正) 1. 「停止」をクリックします。修正したいテキストの青丸部分を右クリックし『キャプションポイントのみ を削除』をクリックします(下図は停止を押した状態です)。 2. すると、選択した部分の字幕表示が消え、前に字幕を入れたポイントに戻ります。 その状態で『開始』をクリックすると以下のような表示が出るので、「現在のキャンプションで開始……」 にチェックをいれ、『OK』をクリックします。 【!注意!】 「タイムラインの初めで開始し・・・」にチェックを入れてしまうとせっかく挿入したデータがクリアされ、最初から作業をやりなおすことになってしまいます。注意! C 字幕が画面端にはみ出てしまった テキストを入力できる幅はオープンキャプション画面(キャプションを選択したときの画面)の『オプション』の部分にある『幅』で定めた文字数になります。しかし、幅を広く取りすぎると、ビデオのサイズをオーバーしてしまうため、文字が切れてしまいます。そういう場合は、文字数を狭めると字幕の幅が狭まり、ビデオに収まるようになるとともに、文字サイズも大きくなりますので、幅の値を小さくすることをオススメします(26文字まで狭めることができます。デフォルトは32文字です)。 ↓文字幅 45文字 ↓文字幅 26文字 文字幅が 45の場合は文字も小さく、幅が動画サイズよりも長くなり、字幕が切れてしまっていますが… 文字幅が 26の場合は文字も大きくなり、幅が狭くなり、画面に収まっています! STEP3動画の出力 映像に字幕を追加し終わったら動画を出力しましょう。 ※前述の通り、今まで作成していたのは『プロジェクトファイル』という設計図なので、その設計図に沿った動画ファイルを新たに出力する必要があるのです。 1. タスクリスト『制作』の中から『ビデオの制作』を選択します。 2. 『制作ウィザード』という画面が表示されます。 この画面の指示に従って出力する動画の設定を行います。 ※このテキストでの設定はサポートデスクで使用している設定です。ご利用のパソコンによっては、完成度に差が出る場合があります。 制作ウィザード画面→ 【動画の設定】 @ まず、画質などの細かい設定が必要になってくるため、前図のように「カスタム制作設定オプション」を選び,『次へ』をクリックします。 A 次に、動画の形式を選択します。『AVIビデオ』にチェックをいれ、『次へ』をクリックします。 B ビデオ圧縮の設定をします。 デジタルビデオファイルは圧縮しないと膨大な大きさになってしまうためです。 『ビデオ圧縮』というボタンをクリックします。 C ビデオを圧縮するソフトを選択する画面が表示されるので、コンプレッサをプルダウンします。 プルダウンするとコーデック(圧縮/解凍するプログラ ム)を選択する画面になるので、 『Microsoft Windows Media Video 9』(準備でインストール済み)を選択し、『設定』をクリックします。 ※これは元のビデオの WMV形式とほぼ同じ形式で、Windows Media Player が入っていれば利用すること ができます。 D 設定画面(次図を参照)が出てくるので、○部分をクリックし、『One-pass quality VBR』を選択します。 また、ウィンドウ右側のスライダー(□枠部分)を左右することによって、クオリティ重視か完成速度重視かを選択することができます。が、今回はそのままの設定とし、『OK』をクリックします。 E制作ウィザード画面に戻るので、『オーディオ形式』ボタンをクリックます。「属性」に「44100Hz, 16 Bit, ステレオ, 172KB/s」を設定して,『次へ』をクリックします。 F 次にビデオのサイズを設定する画面が表示されます。 『最大ビデオサイズ』を選択し『次へ』をクリックします。 G次にオプション画面になりますが、ここは特に設定する必要はないので、『次へ』をクリック。 『マーカーのオプション画面』も特に設定はありません。『次へ』をクリックしてください。 H最後に、ファイル名と保存場所を選択し、『完了』をクリックします。 I 『プロジェクトのレンダリング』が始まります。 100%になり、完了画面が表示されれば完成です。 完成すると左図のリストが表示されますので,『完了』ボタンを押します。完成したファイルを DVDに焼けば作業は終了です。 ※ 動画ファイルを出力するには、かなり時間がかかります。 サポートデスクでは、夕方に出力を開始し、次の日の朝に確認する、という方法をとっています。 字幕挿入マニュアル 札幌学院大学電子計算機センター サポートデスク 字幕挿入作業マニュアル T 字幕挿入作業とは 字幕挿入作業とは、本学に在籍する聴覚に不自由を抱える学生の情報保障のために、映像教材の音声を文字化し、映像教材へ「字幕」として挿入する作業のことです。札幌学院大学電子計算機センター相談窓口に常駐する、サポートデスクが字幕挿入サービスを提供しています。 ○字幕挿入作業の流れ @文字起こし 動画を視聴しながらナレーションや会話を文字に起こします。作業時間は映像教材の再生時間の 3倍程度の時間がかかります。 ↓ A校正 複数名で、起こしたテキストファイルに間違いが無いかチェックをし、校正をします。 ↓ B字幕挿入 校正したテキストファイルと動画をもとに字幕を挿入します。 以上の流れで作業を行います。 (それぞれの工程に関しては以下に明記します。) ※この作業は後に紹介する、意見交換会などを経てサポートデスクが独自で作り上げた、「字幕ルール」にもとづいて行われます。 U 字幕挿入マニュアル @文字起こし 文字起こしとは、動画を視聴しながら、ナレーションの台詞や登場人物の会 話をテキストファイルに打ち出すことを言います。 文字起こしを行う際のポイントとしては、 ・一行は 15文字程度で表示 ・ 誰の台詞かわかるように表示 ・ 聞き取りにくい場合は文脈から判断する ・ 切れない集中力 ・タイピングの早さ、正確さ など、利用者への配慮と、効率的な作業が重要です。 A校正 校正とは、文字起こしの作業に間違いがないか、見やすい表示になっている かを文字起こし作業者とは別の作業者が複数名でチェックします。そして、仕 上がりの個人差をなくすことも目的とします。 ○校正を行う際に注意すべき点について、いくつか紹介します。 ・ 言葉の途中、単語の途中で改行しないなど改行の位置に注意します。 ・ 会話で伸ばしている部分はなるべくカットします。例)ずーっと→ずっと ・ 会話の中に出てくる口癖は省きます。 例)えー、 やっぱり、 まあ、 あのー、等 B字幕挿入 字幕挿入は、スクリーン動画キャプチャ&編集ソフトである「CAMTASIA STUDIO 5」(通称「カムタジア」)を使います。 V 字幕ルール ○字幕ルールとは 字幕ルールとは、聴覚障がい学生にとって字幕がより見やすくなるように、サポー トデスクが独自に考えたものです。 字幕ルールは全部で 8ページあります。 この字幕ルールは、昨年行われた聴覚障がい学生との意見交換会で出された意見を もとに作成しました。 字幕ルール 1 基本ルール ☆行数・文字数☆一行15文字程度基本的に 1,2行☆名前☆( )で括る☆「、」「。」☆「、」は使用せずスペース(全角)を代用文の終わりは「。」「!」「?」などを必ずつけます 札学 花子 花子の声おはようございますきょうもいちにちがんばりましょう (花子)おはようございます。今日も一日頑張りましょう。 解説 行数・文字数 昨年行われた意見交換会で、聴覚障がい学生から 15文字ぐらいの文字数なら見やすいとの意見をいただいたので、一行に表示する文字数を、文節を考慮しながら 20字以内とルール化しました。 これはサポートデスク独自のものです。 名前 これは、誰が話しているのか聴覚障がい学生に分かってもらうための工夫です。 読点「、」・句点「。」 句読点については、地上デジタル放送の字幕サービスを参考にして、読点「、」を使用せずスペースを入れ、句点「。」を使用するほうが見やすくなったので、このようにしました。 字幕ルール 2 「→」の役割・半角 ☆「→」は続く☆台詞が長い場合は「→」を使用して続くことを知らせる☆カタカナ・数字は半角☆半角カタカナは「F8キー」あるいは「無変換キー」を 2度押すと変換半角数字は「F10キー」で変換 (キャサリン)エコとはエコロジーのこと。本来の意味は 生態学。しかし現在では→環境保護の意味が 強いです。 キャサリンの声えこ とはえころじーのことほんらいのいみはせいたいがくしかし げんざいではかんきょうほごのいみが つよいです 解説 「→」の利用文が長くて 2行では終わらないときは、「→」を使い、まだ話が続くことを知らせます。 この方法は、聴覚障がい者向けの字幕放送サービスなどでは、この表記方法で表示されているので、聴覚障がい学生がいつも見慣れている字幕のやり方にあわせたるということで、このように表示します。 カタカナ・数字カタカナ・数字は、半角で使用します。 カタカナ・数字が半角なのは、聴覚障がい者向けの字幕放送サービスなどではカタカナは半角で表示されているので、上記と同様に表示します。 字幕ルール 3 ナレーション・ふりがな・難単語・「。→」 ☆< >はナレーション☆ナレーションの台詞は< >で括ります【○】< ……。>【×】(ナレーション)……。☆ふりがな ☆難単語あとに( )にふりがなを入れます☆難単語 ☆漢字がわからない単語は検索などで調べます【例】奈良県 さらぎ検索☆「。→」 ☆台詞は一区切りしたが次の場面も同じ人物が話している時は「。 →」で表す ナレーションの声ごらんくださいこのうまのかずここならけんさらぎにはいっせんとうのうまがしいくされておりうまたちはまいにちぼくじょうじゅうをはしりまわっています<ご覧ください。この馬の数。ここ奈良県蛇穴(さらぎ)には → 1000頭の馬が 飼育されており馬たちは毎日 牧場中を走り回っています。→ 解説 ナレーション ナレーションは、<>で囲みます。 この方法も、サポートデスク独自のもので、聴覚障がい学生と意見交換会で話し合って聴覚障がい学生の方がこの方法が分かりやすいということでしたので、このような表示方法にします。 ふりがな 難しい漢字のあとには、( )でふりがなをふります。 一般的な読み方でない地名などの漢字にも、ふりがなをふります。 「。→」 台詞は一区切りしたが、次の場面も同じ人物が話しているときに、「。→」で表します。 この方法もサポートデスク独自のものです。これも、聴覚障がい学生と意見交換会で話し合って決めた表示方法です。 字幕ルール 4 映像のテロップと台詞がかぶる時 ☆一部分を字幕に☆映像のテロップが台詞とほぼ同じの場合異なる部分は字幕にするかぶる部分は右の例のように「(上記参照↑)」などと工夫する ナレーションの声じょうばをするときにひつようなものはぼうし なわ くらじょうぶないふくたずな など です乗馬の必須道具 ・帽子 ・縄・鞍 ・丈夫な服・たずな等 乗馬をする時に必要なものは…(上記参考↑)。> 解説 映像のテロップ 映像のテロップが台詞とほぼ同じの場合は、「(上記参照↑)」と表示します。 映像のテロップが台詞と異なる場合は、字幕にします。 これは、映像のテロップと同じことを字幕で書くと、同じものを 2度読むことになってしまうからです。 字幕ルール 5 外部からの声 ☆会話の前後で☆外部からの台詞は話の流れから判断する必要がある場合によっては前の場面で登場した人物かもしれないあるいは番組スタッフの可能性もあるその時は(インタビュア)や(番組スタッフ)などと表示して対応する ?の声いままでにつらかったことはありますか (インタビュア)いままでに 辛かったことはありますか? 解説 外部からの声 画面に映っていない外部の人の声でも、誰が話しているかを明記します。 字幕ルール 6 人物名がわからない・同時の台詞 ☆性別・職業など☆人物名が特に紹介されていない場合は(女性)や(医師)などと表示☆同時の台詞 ☆(二人)(全員)(一同)などまとめて表示する 女性の声あるわ女性の声あるわ (二人)あるわ。 解説 人物が分からない場合 聴覚障がい学生の方と意見交換会をしたときに、人物が分からなくても明記することを決めました。 同時の台詞の場合 同時の台詞の場合は、(二人)、(全員)、(一同)とまとめて表示します。 字幕ルール 7 効果音(聞き取れない状況) ☆( )の活用法☆(救急車のサイレン)(馬のいななき)(ドアを開ける音)など効果音はその音のでる状況を( )で括るまた聞き取れない状況も( )で括る【例】(喧嘩中)(酔っ払いのたわ言)など ドアをノックする音コンコン医師しつれいします (ドアをノックする音)(医師)失礼します。 解説 効果音 効果音は、( )の中にその音の出る状況を表示します。たとえば、(救急車のサイレン)、(ドアを開ける音)などです。擬音は使いません。 これは、聴覚障がい学生の方から擬音は使わない方がいいという意見をいただいたので、このように効果音の出る状況を書くことにします。 字幕ルール 8 曲名・歌詞 ☆音楽は「〜♪」☆曲名は〜♪『 』で表示歌詞は「〜♪」を頭につけ歌詞を入れる打ち込む要領はいままでの字幕と同じで! 歌っているくまのこみていたかくれんぼ〜 〜♪『にんげんっていいな』〜♪くまのこ見ていたかくれんぼ 解説 曲名 曲名は、〜♪『』で表示します。 この表示方法は、地上デジタル放送の字幕サービスを参考にしました。 これも聴覚障がい学生の方々と意見交換会で話し合って決めたルールです。 歌詞 歌詞は最初に〜♪を表示してからはじめます。 この方法は、地上デジタル放送の字幕サービスを参考にしました。 札幌学院大学電子計算機センターサポートデスク 〒069-8555 江別市文京台11番地 011-386-8111(代表) HP 学院大サポートデスク検索←クリック! 企画・制作担当者 札幌学院大学 2年 サポートデスクスタッフ 市川将人 和田翔一 監修 札幌学院大学 4年 サポートデスクスタッフ 今井秀美 齊藤洋樹 札幌学院大学 電子計算機センター松本涼子 2009年 10月 3日 聴覚障害学生支援技術講習会用資料(2010年1月30日開催) 札幌学院大学電子計算機センターサポートデスク 準備するもの ・ 字幕挿入希望の映像が入ったDVD・VHS ・ 動画を PCに取り込むソフト(この資料では DVD2WMV) →以下、VHSの場合 ・Mini DV /S-VHS ビデオカセットレコーダー ・Mini DV(VHS映像の録画用) ・Mini DV対応ビデオカメラ 下記について,例を示します。 1.DVDから PCに映像を取り込む方法 2.VHSから PCに映像を取り込む方法 カムタジアに映像を読み込ませる際、 DVDや VHSの情報を直接読み込ませることはできません。まずは映像のデータを PCに取り込む必要があり、カムタジアで読み込めるようにデータファイルとして PCに保存します。 カムタジアが読み込むことができる動画ファイルは【 wmv】【avi】です。【DVD2WMV】では映像を【 wmv】ファイルとして PCに保存します。 ※【wmv】【avi】はどちらも microsoft社が開発した、 Windowsの標準的なビデオファイルを扱うための形式です。その他にも色々なファイル形式がありますが、カムタジアで利用できる形式は、この 2つです。 1.DVDから PCに映像を取り込む方法 DVDに入っている映像を取り込む方法はたくさんありますが、今回の資料ではフリーソフトの【 DVD2WMV】を使用します。余分な機能が付いていないため、使いやすいソフトです。 STEP1 必要な機材の準備 @映像データが入っている DVDを用意します。 STEP2 映像データの取り込み DVDに入っている映像データの取り込み方法の説明です。 今回はフリーソフトを使用していますが、Windows ムービーメーカー等のソフトでも作業は可能です。使いやすいものを選んでください。 @【DVD2WMV】を開きます。 A入力元になる、『MPEG2ソース』の参照ボタン(I)を押します。 B取り込むファイルを選びます。『ファイルの追加』ボタンを押します。 Cファイル選択の画面になります。 『マイコンピュータ』→『DVD Video』を開きます。 次に『VIDEO_TS』を展開します。 次に『VTS_01〜VOB』を選択します。DVDを 1枚全て取り込む場合は、全て選択します。 その後に『開く』を押します。 D『DVD2WMV』の画面に、選択したファイルが追加されます。 問題なければ『OK』ボタンを押します。 F出力先(MWV・AVI)の参照ボタン(V)を押します。 画面が自動で戻り、『MPEG2ソース』に選択したファイル名が入っていることを確認します。 取り込んだ映像を保存する場所・ファイル名を決めます。 その後に『保存ボタンを』押します。 出力先(WMV・AVI)に保存場所とファイル名が入っていることを確認します。 G『開始』ボタンを押します。 『WMV V7』が『640×480(1M)』になっているのを確認します。 問題なければ『OK』を押します。 『進捗状況』のカウンタが進んでいきます。 終了すれば、出力先(WMV・AVI)で選んだ場所に『wmvファイル』が保存されます。 『wmvファイル』はカムタジアに取り込むことが可能です。 2.VHSから PCに映像を取り込む方法 サポートデスクでは、VHSから PCに映像を取り込む際、一旦 Mini DVにダビングし、それをビデオカメラから PCに取り込んでいます。DVD同様、映像の取り込み方法はたくさんあるので、ご利用の設備によって最適な方法を選んでください。 数ある方法の中の一例として紹介しますので、VHSからの取り込みは簡単な紹介にさせて頂きたいと思います。 必要な機材の準備 VHS→Mini DVへのダビング VHSの取り込みで利用するのは、ビデオカメラ・Mini DV・VHSです。 ※VHS→DVDに直接ダビング可能であれば、そちらの方が作業は楽だと思います。 STEP2 VHS→Mini DVへのダビング @Mini DV /S-VHS ビデオカセットレコーダーに映像が入っている VHSとダビング可能なMini DVを入れます。 AVHS→Mini DVへのダビングをします。 ダビング中は画面に『VHS→DV 録画』と表示されます。 STEP3 ビデオカメラ→PCへの取り込み @ダビングが終了した Mini DVをビデオカメラに入れて、PCと接続します。 AWindowsムービーメーカー等のソフトで、映像を PCに取り込みます。 B像が取り込まれたことを確認します。 ムービーメーカーで取り込み中は以下の画面が出ます。 札幌学院大学電子計算機センターサポートデスク 〒069-8555 江別市文京台11番地 011-386-8111(代 聴覚障害学生支援技術講習会用資料( 2010年 1月 30日開催) 映像の DVD作成手順 札幌学院大学電子計算機センターサポートデスク準備するもの ・ 書き込みたい映像ファイル ・ 新しいDVD(ブランクディスク) ・ DVD作成ソフト(この資料では「DVD Flick(日本語化済)」を使用しています。 STEP1 DVD作成の準備 新しい DVDをドライブにセットしておきます。 STEP2 DVD作成 [手順] 1. DVD作成ソフト(DVD Flick)を起動します。 右のようなロゴが出た後に次の作業画面が開きます。 2. DVDに書き込みたい映像を選択します。 「タイトル追加」をクリックすると、ビデオファイル選択画面が出てきます。 DVDに書き込みたい映像ファイルを探し、「開く」をクリックしましょう。 すると、以下のように作業画面に映像が追加されます。 ※注意! DVDに書き込める容量には限界があります。横のバーで容量をオーバーしてないか確認しましょう! 3.出力フォルダを選択します。 DVDに書き込む際に、一時的に映像データを保存する場所を作ります。 「参照」をクリックして出力先を選択します。 「新しいフォルダの作成」をクリックし、新しく映像を保存するフォルダを作りましょう。この時作成するフォルダ内は空にしておきましょう。 また、下のように出力先フォルダに日本語が含まれる場合、ソフトの仕様でエラーに なってしまいますので注意しましょう。 4.DVDに書き込みます。 「プロジェクトの出力先フォルダ」を確認し「DVD作成」を押します。 出力先フォルダ内に必要なファイルが入っていると、全て削除されるので注意します。「はい」と押します。 書き込み中は、以下のような画面が表示されます。 DVDに書き込む為に、エンコード作業されます。 ※エンコードとは、データを一定の規則に基づいて符号化すること。データの圧縮や暗号化などがこれにあたります。エンコードされたデータを元に戻すことをデコードと言います。 画面右下の キャンセルボタンなので押してはいけません。 画面が自動的に戻り、「処理完了」になったら、「閉じる」を押します。